「雑説」の授業

 9組と1組での授業。最初に韓愈についての説明を若干する。唐詩の時に学習した柳宗元と共に古文復興運動を提唱したことを簡単に説明する。その後、音読。
 そして今日は、いきなり主題を考えさせた。何しろこの「雑説」は、達意の文章を目指した韓愈の名文である。読めればある程度の意味は理解できるはずだ。そこで、以下の設問プリントを用意し、グループで話し合いながら考えさせた。

 結局、残り時間のほとんどを、これを埋めさせる作業に使った。生徒たちは、辞書を持って来て「伯楽」や「千里馬」の意味を調べて、そこから例えられているもののヒントを得たり、グループの中で文章を読み取りながら話し合って例えられているものを特定したりしていた。話し合いの中で、彼ら自身で学習を進めている状況が見て取れた。とても良かった。
 プリントを回収して内容を確認したが、まあまあ読み取れているものだった。もちろん、いくつかの不備はある。それは、これから口語訳を進め、終わった時点で再び考えさせることで、さらに理解を深めさせていくつもりだ。
 思った以上に生徒の活動を促進できて、良かった。次の4組では、生徒の学習の様子をビデオに撮っておこうか。