村上春樹の授業

 7組での授業。昨日の反省を踏まえ、今日は次々に生徒に指名していって対話をしながら内容をまとめていった。単に生徒にこちらの解釈を言わせるようにしむけるのではなく、生徒の発言をできるだけ活かし、その真意を探ったり、生徒の独自の意見を拾い上げて読解に活かしたりすることを心がけている。小説の読解だもの、できるだけ自分の言葉で語らせたい。論理的に処理できる問題は考える道筋を示して「正答」を言わせるけれど、解釈に関わる質問では自由な考えが必要だ。
 今日は1限の授業だったせいか、生徒は静かだった。その分、居眠りした者もいたのかもしれない。「起きろ!」などと怒鳴るのではなく、居眠りさせない授業はどうやったらできるかなぁ。興味の引かれる授業をすることを心がけているのだけれど。