池田修著『教師になるということ』

教師になるということ

教師になるということ

 私の尊敬する池田修さんの新著。池田さんという人物を直接知っているならば、この本がいかに彼らしい語り口に満ち、また様々な勉強の成果と努力と挑戦の数々が詰まっているかが分かるだろう。教師という仕事の価値を、現場の言葉で語る希有の書である。
 読み始めたら一気であった。あっという間に、池田さんの熱意と愛情と、工夫の数々を知ることができた。その裏には、教師という職業に対する愛情、接してきた生徒たちへの愛情、授業を創ることの愛情が読み取れる。うーん、いい本だ。池田さんの本はだいたい持っているが、やはりこれが一番良い。
 池田さん、「湯船の法則」がやっと分かりました。(^_^) 今度、生徒に紹介させてくださいね。そして、「漢字ウォーリーを捜せ」という教材の開発の裏にあるストーリーが圧巻でした。ぜひ今度は、池田さんの「大人論」の本を書いてください。