読書レポートの課題図書

 第3回の読書レポートの課題図書として、今回は2冊の本を指定した。『生物と無生物のあいだ』と村上春樹の短編集である。『生物と無生物のあいだ』はこれが生物の本かと思うほど、すばらしく詩的でドラマチックで、素晴らしい文体である。このような文体で生物の神秘を語るのだから、たまらない。生徒にも渾身の推薦文を書いてこれらの本を紹介した。そして、上の2クラスで購入の希望を募ったところ、何と『生物と…』は各クラス5冊程度、村上春樹は30冊を超えた。うーん、村上春樹が支持を集めたのは嬉しいが、こんなにも違うとは。もったいないなぁ。『生物と…』はすごい本なんだけれどなぁ。