「苛政猛於虎也」&「徒然草」の授業

 きょうは4組と1組での授業。4組はこれで夏休み前最後である。
 4組は「苛政…」を終わらせる。疑問形と反語形の違いについて説明し、比較形の説明をする。その後で、「苛政…」の内容を考えるプリントを配り、周囲の者と相談させる。さすがは4組、他のクラスとは断然違う濃度で話し合いが始まる。せっかくだから、その生徒の考えを黒板に書かせることにした。4人を指名して、黒板に書いてもらう。そして、それについてコメント+補足をする、という形を取った。久しぶりのスタイルである。生徒の答えはあまり満足のいくものではなかったが、それでも補足をすれば十分につながるものだったので、助かった。
 1組では「徒然草」に入った。有名な序段。中学校で暗唱してきたかと思ったが、それはほんの数人であった。そこで、5分時間を与えて暗唱させる。その後、隣同士で確認をさせ、次に私が一人一人を回って、暗唱できたかどうか確認した。おとなしい1組であるが、さすがにホットな雰囲気になって、良かったね。
 その後で内容に入る。全文を板書し、単語の区切りをさせる。複合語が多いわけだが、それらについて説明する。驚くべきことに、序段には助動詞が1つもない。次には口語訳をさせ、最後に文章の構造(係り受け)について説明する。これでちょうど時間が来た。
 本来ならここで終わると都合がいいのだが、明日もう1時間ある。しかも明日は50分授業だ。中途半端な時間で、教材をどう扱うか悩みどころである。