羅生門の授業

 7組の羅生門の授業3時間目。前回の下人についての読み取りの続きを行う。用意した質問の、「主人との関係はどのようなものだったか」「下人の困窮の度合いはどれくらいだったか」「下人は自分の今の状況をどう思っていたか」というものについて、グループを組ませて話し合わせ、意見を板書しながらまとめていった。いくつか鋭い意見も出て来たが、まだまだ生徒の読みは表層レベルにとどまり、深層レベルへは考えを進ませられない。今回は読み取りのレベルの違いを意識させ、より深いレベルの読みをしていく必要性を説明する。
 次に小説の最初から順に読み取っていくプリントを用意し、それに取り組ませる。これは3段の構成になっており、1段目があらすじの確認、2段目が表層レベルの質問、3段目が深層レベルの質問が配置されている。ぜひ生徒には深層レベルまで意識して読み取って欲しいものだ。これは来週までの宿題とする。