古典の授業の進め方

 今年は文法的な事項を教えてから口語訳するようにしている。考えてみれば、まず音読できるためには歴史的仮名遣いの読み方を知っているべきである。さらに口語訳できるためには単語に区切ることがある程度できなければならない。さらに、接続助詞「ば」の適切な訳し方や係り結びなどについて教えていく予定だが、そのためには少なくとも6つの活用形について知識がなければならない。
 ということで、今年は口語訳に必要な文法事項を先に説明してから訳させるようにしている。ここまで意識的に文法事項を扱ったのは初めてである。さて、これがどのような効果を生むかな。