指導要録書き続く

 昨日は久しぶりにぐっすり眠ることができた。ここ数日、どうしても眠りが浅かった。3年生との別れを目の前にして、どうしても神経が興奮してしまうのだろう。今さらながら、柔な神経である。
 今日は指導要録執筆を続ける。今日から4ページ目のコメント書きである。3年生は調査書をすでに書いてあるので、それを写すだけでいい。しかし、私は調査書の文面を必要以上に多く書く習性があるので、それを写すと結構な文章量になってしまう。それを36名分書くわけだから、時間がかかる。しかも、もはやキーボードによる文章入力が染みついている身にとっては、手書きは苦行以外の何者でもない。というわけで、結構な時間がかかってしまう。今日1日でようやく14人分書いたかな。あと22人分。しかし、締切は明日……!? どうする。

合格者オリエンテーション準備

 明日の午後、合格者オリエンテーションが行われる。私はなぜかその準備の仕事があり、夕方からその作業に入る。3年生の教室を使用するので、新入生の人数に合うように教室の机の数を調整する。またこの学校に新しい人間たちがやってくるのだ。
 私がこの仕事を担当するのは悪くないことかも知れない。何しろ3年生との別れを引きずっている人間である。これを少しでも薄れさせるには新しい出会いしかないのかも知れない。もっとも、今しばらくは3年生のことを忘れられないだろうけれどね。時間の強力な忘却力に頼るか。

「プロフェッショナル仕事の流儀」と「アンジェラ・アキ武道館ライブ」

 NHKの2つの番組を観た。私にとってテレビ番組を真剣に観ることは希有なことだ。普段はほとんどテレビを観ない。しかし、同僚から「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組に南波智子さんが出ていると聞いては、観ないわけにはいかない。
 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070308/index.html
 南波智子さんといえば、新潟高校のOGである。しかも、私の1学年下で、私が3年生の時には彼女は2年生で同じ連合であった。そこで、青陵祭の準備の時にほんの少しだけ言葉を交わしたことがあった。南波智子さんは当時、大変な美少女で有名だった。大手外資企業に就職したことは知っていたが、よもやベンチャー企業の社長になっているとは。再放送を録画して、昨夜ようやく観ることが出来た。実は、機器設定の手違いで、せっかく録画したのに、DVD-RWのせいか次の番組が上書きされてしまい、後半半分が消えてしまった。うーん、NHKさん。再々放送しませんか?
 さて、久しぶりに拝見した南波さんはかつての美少女から一変して、素晴らしいビジネスウーマンになっていた。あのはかなげな容姿は伺えないが、しかし、ちょっとした仕草などにかつての面影を感じとれた。それよりも、彼女の仕事のスタイル。何より、その組織統率力に舌を巻いた。自らが突っ走ることで、社員をぐいぐいと引っ張っていく。ベンチャー企業らしい、爽やかな姿勢である。こうした人物が新潟高校から生まれるのだから、底が知れない。


 さて、昨夜はもう一つ興味深い番組をやっていた。「武道館に桜が咲いた日 アンジェラ・アキ ライブ&ドキュメント」である。
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-03-18&ch=21&eid=2487
アンジェラ・アキは昨年末の紅白歌合戦で初めてその存在を知ったシンガーである。その卓越した歌唱力が非常に印象的であった。それを覚えていたものだから、今日の番組も録画し、じっくりと観た(おかげで南波智子さんの番組が半分消えてしまったけど)。
 番組は彼女の「夢をあきらめない」というメッセージを主調に構成されたものだった。それはそれでいいけれど、私としてはむしろ「武道館でのライブ」という一大イベントを構築していく過程が興味深かった。この点がもう少し十分に紹介されると良かったのにと思う。
 しかし、昨今は素晴らしい歌唱力を持ったシンガーが続々登場してきて、嬉しい限りである。アンジェラ・アキといい、絢香といい、聴きたくなるようなシンガーたちである。絢香の「三日月」などは鳥肌が立ったからね。平原綾香の「ジュピター」も凄いと思ったけれど、最近はあまりギクリとさせられない。アンジェラや絢香には頑張って欲しい。