特編B2日目

 今日は気合いが入りました。何故ならば、久しぶりの本格的古典ですからね。
 というわけで、今日の課題は古文、2000年の名古屋大学の問題をアレンジしたものである。文章自体は非常に分かりやすく、意味を取りやすいものだ。口語訳の箇所は、注意すべきポイントがそれぞれ1つずつあるので、それをしっかり確認して訳す。文学史の問題が出ていた。2次レベルでは文学史は十分射程距離だから、ある程度の知識はしっかり持っていないとね。
 で、今日の問題のメインは100字の内容説明問題である。古文としての文章は分かりやすいものなので、この問題はほとんどこの100字問題に集約される。そして、言わんとすることをいかに100字以内でまとめるかという問題であり、ほとんどこれは国語表現だ。2つの話の共通点を書くのだが、異なる点はそれぞれ書いて、共通点をまとめて書く、という書き方が一番すっきりして、字数制限内に収められると思う。
 特編Bに入ってからは、毎日1つずつ問題を解いていくものだから、こちらの準備もなかなか大変だ。準備ばかりやれるのなら大したことではないけれど、何しろ他の事案がたくさん持ち込まれてくるからね。今日も午後は何人の生徒が来ただろうか。いや、数人程度なのだけれど、一人一人にかけるエネルギーが膨大なものだから、恐ろしく大勢来たような錯覚がする。

「学校に来いー!」

 我が8組は、今朝は10人ほどいなかった。もちろんちゃんと連絡があって欠席のものもいる。しかし無断で学校に来ない者が多いこと。昨日も同じ状況だったのだが、今日はさすがに頭に来た。夕方に、今日1日来なかった者へ電話をする。そうしたら、何人かは今が自由登校期間だと勘違いしていたらしい。おいおい。(-.-) 受験にとって最も大事なのは、大学側の指示を守ることだぞ。人の指示をちゃんと理解せずに自分勝手に解釈したら、どんな努力であっても無駄になるのだよ。それは受験手続きにしろ、問題の解答にしろ、言えることだ。全く、私が何のためにこの特編Bの“時間割”を作って配ったんだい。
 というわけで、情けない一面でした。

センター試験平均点(中間発表)

 国語は108.61点だそうだ。昨年よりも15点下がっている。予備校等の予想平均点よりもさらに5点ほど低い点だ。そうだろうね。今回は国語の出来が異常に悪かったものね。その中で、本校生徒は昨年比で10点程度の下がり幅だったから、やはり健闘したと言えるのではないかな。