「地域の声を聞く会」

 新潟高校では毎年「地域の声を聞く会」と題して、地域の方々と本校教員との意見交流会を行っている。今年も分科会形式で行い、中学校側から、大学側から、企業側からの3分科会がもたれた。テーマは「新潟高校に望むこと」である。
 私は大学側からの分科会に出席した。新潟大学の先生方3人が出席され、いろいろな分野からのお話を聞けた。というか、質問を受けてこちらが回答するという場面もあったりした。
 総じて、文武両道の方針を今後も堅持して欲しい、という内容であった。確かに大学側としては、勉強ばかりをやって来た生徒よりも、勉強以外の分野でも活躍し経験してきた生徒を欲するところであろう。大学以降では、学力はもちろんだが、それ以外の分野での経験が力を発揮するものだ。
 そういう意味では、本校は生徒に勉強以外での活躍の場を多く与えている学校だと思う。学校行事はしっかり実施しているし、同時に勉強面でも高い次元を要求している。そして、それに答えられる生徒が多くいる。良い環境の中での教育がなされている。その中でも、なお一層、自ら探求し自ら実践する学習を進めていきたいものだ。