IT活用促進キャンペーン

予定通り、教育センターで行われた。文科省通産省の担当者が直接出向いているせいか、高校教育課長・義務教育課長代理も臨席しての、なかなか物々しい会であった。
というのは、政府がe-japan計画の完成年度である今年度末になっても、当初の目標を達成できないことが明らかになったことで、文科省大臣自らが音頭を取って計画の達成を図っているそうだ。そのてこ入れの一つとして、このキャンペーンが急遽各都道府県で行われることになったわけだ。
文科省通産省も教育のIT化に積極的になるのはよいことだ。しかし、例えば新潟県の実施状況が全国平均よりも良いということで喜ばれるのも困ったことである。現状はまだまだ目標達成には遠いのだ。また、高速回線の敷設率が高いとも言っておられたが、現状ではとうてい「高速」とは言えない。民間企業に比べて、コンピュータが全職員に配備されていないことも問題である。政府は本当にu-japan計画を達成したいと考えているのなら、もっともっともっと本腰を入れて取り組んでもらいたいものだ。


というわけで、そのキャンペーンでの講師として、実践例を報告してきた。私の報告は1つの実践例とそこからの留意点・意義を考察したものである。
もう一人の講師は白根小学校の先生だった。この方は「雪おこし研修会」の主催者の一人であり、もうバリバリのIT活用実践者である。この方の報告は大変に刺激的で、またわずか15分という時間の中で実際にwikiによるプログラムを動かして見せたりと、大変面白いものだった。私にとっても非常に収穫となった発表だった。
生徒の学習の発展・知識の定着のために、wikiやblogは活用できるかもしれない。そんなことを思わせられた。