IT活用授業の実践

文科省の委託事業の一環として、ITを活用した授業の実践例を行った。夏目漱石についてのレポート作成である。インターネットを活用して情報を集め、それを編集して作成したレポートをWeb化し、ネット上に公開しよう、というものだ。
今日は2時間扱いの2時間目。レポート作成の時間である。しかし、生徒の情報検索やレポートの構成を確認することに思いの外時間がかかってしまい、結局Web化できた者は10名程度であった。提出された作品を見ると、情報の引用そのままのものが多く、オリジナリティの見られたものはたった2名であった。
不首尾の原因としては、2時間のうちにいろいろなことを盛り込みすぎた、ということであろう。まとめる内容についてグループで協議させたのだが、それを省くことによってもっと効率的に制作物を挙げることができたかも知れない。しかし、KJ法を活用したグループ協議は今回の授業の目玉の一つだったから、外すのは難しい。
まあ、実践例としての役割は果たし終えたので、良しとしよう。