更級日記の授業

今日は古典が3時間あった。まずはテストを返却し、解答の解説を行う。その後約30分ほど、更級日記に入る。
この作品は、菅原孝標女がどのような執筆動機からこの日記を書いたかを理解するのが重要だと考えている。現在の日記のように日を追って書き進めていくのではなく、自己の人生の(悔恨を込めた)回顧録であることを理解しないと、薬師仏を置いていくことの辛さとか、「法華経五の巻をとく習へ」との夢のお告げに対する対応の意味合いが深まらない。そこで、今日はそうした作者の執筆動機のあたりを少し詳しく解説した。