高校入試

今日は高校入試が行われた。しばらく現場から遠ざかっていたので、実に久しぶりの入試監督及び採点であった。もちろん、今までの職場でも別の形の試験監督及び採点はあったけれどね。
中学3年生の姿を見ていたわけだが、今教えている1年生とあまり差はないように感じた。高校2年生というのが一番変化する時期だからね。ということは、今教えている彼らは、これから大いに変化するわけか。
入試問題は昨年からA4版になり、文章量も多くなった。今年のものは語句、敬語、手紙の書き方、古文の鑑賞文、随想的評論というものだった。評論の最後の抜き出し問題は難問である。と言うより、あの設問の仕方が正答を導きにくくしていたのではないだろうか。「五字以上十字以内で」という制限をかけることによって、解答例の部分を抜き出させようとしたのだろうが、十字以内という字数から予想されるものは、その字数内でひとまとまりになっている部分である。2つのことが書いてある部分を答えさせようというのはちょっと無理がある。他の記述問題もなかなか難しく、今年の問題は難問であったと言えるだろう。


今、朝日新聞に載っている予備校の分析を読んだ。これによると、今年の問題は昨年よりは易しくなったとのこと。うーむ、そうか。私は昨年の問題はほとんどタッチしていなかったからね。今年との比較ができないのだ。でも、今年のものも絶対的に見て易しいものとは思わないけどな。