個人教授

1人の生徒が、現代文副教材の評論文選にある本文の下に載っている問題を解いてみた、ということで添削を依頼されていた。だいぶ前の依頼だったのに、解説を今日まで延ばしてしまったので、じっくり個人教授をした。この生徒の読み取りはまだまだ不十分なものだったので、本文(見開きA4)をA3用紙に拡大コピーし、目の前で傍線を引いたり、補助線を引いたりして、読解の実際を展開して見せた。彼女はどうやらよく理解してくれたようだ。
この評論文選を生徒に自習教材として与えるのは無謀である。設問の質が悪すぎる。また、読解の方法についての基礎ができていない者には、どこから取り組んでいいものか皆目見当のつかないものだ。やはり、読解法の基礎がきちんと解説されているものを与えるべきだ。