授業日誌

今日は古典の2クラス。徒然草の解釈である。本文ともに重要古語を抜き出したプリントを配布してあり、生徒にはその語句を調べてくるように伝えてある。それを黒板に板書して、生徒を前に出して語句の意味・品詞等を書かせた。それをチェックして確認させた。前回、一人一人指名して意味を確認していったらどうもだれた感じがしたので、その反省を生かしたつもりである。さらに、前回確認した助動詞をこのプリントに書き込ませ(助動詞プリントはこの本文プリントとは別のものである)、これらの情報を用いて口語訳をしていった。私が口語訳をしていったのだが、語句の意味は黒板に書いてあるし、助動詞の意味ははっきりしているしで、生徒にとってはそれらの情報を確認しながら自分の訳を修正できることになる。そのためか、あまり停滞した雰囲気にはならなかった。
古典の場合はこのように情報を段階的に整理し、使う情報をはっきりと限定することによって、生徒の解釈を機械的に導くことができる。これを現代文で展開するにはどうしたらよいか、思案のしどころである。