昨日は東工大で行われた日本教育工学会の全国大会に行ってきた。教師教育3という分科会で「マップ法を活用した国語科教員研修の改善と評価」という題で発表してきた。2人の方から質問をされ,また会の終了後に1人の方から質問を受けた。
1人目の質問は,受講者にマップの課題を与えてあるわけだが,それが授業の流れが1枚のマップで分かるようなものにしたことの理由について。
2人目の質問は,マップの良さは発想を展開していくことで自分自身も気づかなかったその教材についての可能性に気づくことにあるのではないか,ということ。
3人目の質問は,マップで指導案を最後まで書くことの意義について,またマップはほかの教育場面でも多く使われているが,私の発表のオリジナリティはどこにあるか,ということについて。
どの質問も私の意図を良く汲んでくださったもので,答えていて自分自身が参考になった。本当にありがたい質問ばかりだった。

発表の後に富山大の小川先生と涌谷中学校の鎌田先生と上教大M1生の中原先生と一緒に,鎌田先生の発表を聞いたり,アップルストア銀座に行ってiMacG5を見てきたり,食事をしながら研究の今後の方針について話をしたりした。本当に小川先生には頭が下がる。共同研修者とはいえ,何とも面倒見の良い方だ。こうした方がいてくださるからこそ,私の放送大学での修論がかろうじて進んでいる,と言える。何とか,せめて修論だけは書き上げたいものだ。

しかし,蒸し暑い中での丸1日の東京生活は疲れ果てた。頭痛や吐き気に見舞われながら,何とか新潟に帰り着いた。でも,おかげで発表することに面白みを感じた。今度は高教研の国語部会で発表しようかな。

このアップルストア銀座に行った帰り、銀座の大通りがすべて歩行者天国になっていた。そしてその中で、大道芸人・数学者のピーター・フランクルさんが大道芸をやっていた。生ピーターさんはとっても楽しい人でした。「わたしは名前を漢字で書けます」と言って、「暖房」という字の右肩に○が付いているフリップを見せた。「ヒーター」→「ピーター」だって。なるほど。