授業日誌

今日は高教研図書館部会が県立生涯学習推進センターで行われた。私は午後のパネルディスカッションのコーディネーターとして招かれており,徹夜明けのふらふらした頭の状態で会場に向かった。

今回は4人の司書の方がパネリストとして参加してくださった。公共図書館・小・中・高校の学校図書館という内訳である。なかなか良い企画で,すばらしい人選だった。コーディネーターの私もそれぞれの司書の方からの話に,大変楽しめた。

パネルディスカッションのテーマは,「青少年の読書 −子どもたちに本の面白さを知ってもらうために,私たちができること−」というものだ。このテーマについて4人の司書の方から様々な提言があった。それらをまとめると次の2点になると思う。
1 教員は「本の力・本の可能性」を信じることができるか。
2 教員は教科指導の中で本や図書館を活用した授業を展開することができるか。

1点目について。司書の方の話を聞くと,本を読むこと・読み聞かせ・等々の実践により子どもは間違いなく変わるとのことだ。本には力があるのである。教員はその本の力を単純に信じて,本を読ませたり,読み聞かせをしたり,図書館に連れて行ったりする活動を実際に行うかどうかが問われている,ということだ。
2点目について。図書館を利用することが本への関心を深めることにつながる。そのためには実際に図書館の資料を活用して調べ学習を授業の中で展開することが重要になる,ということである。

子どもたちを本を読むようにするために,教員がなすべきことはたくさんある,と感じた。と同時に,可能性もたくさんある。各自の工夫のしどころである。