冬季講習2日目

 昨日古文1題しかできなかったので、今日は漢文を2題と古文を1題取り扱い、解説した。しかし、古文は途中で終わってしまった。漢文は何とか2題とも解説し終えた。
 古典の問題を解く際、私はいつも設問を解きながら本文を読んでいる。そうすることのメリットは2点ある。1つはスピードアップが図れること、もう1つは設問や選択肢によって本文理解が進む場合があることである。今回も本文を読んでいる際の文脈の取り違いを選択肢によって修正することができた。
 そこで、生徒にもこの方法に慣れて欲しいと思い、解説も本文を読みながら、傍線箇所に来たところで解説する、という方式をとった。その方が文脈の記憶があるうちに問題を考えられるので、良いのではないかな。
 私の講習では、生徒が問題を解く際にぜひ知っておいて欲しい事項を取り立てて説明する。他に、選択肢の選び方、間違い選択肢の消去の仕方など、いくつかのテクニックを取り立てて説明する。それらを明確に取り立てて説明することで、問題の解法を生徒に意識化してもらおう、という目論見なのである。
 そのせいか、あるいは20脚そこそこしか入らない小教室が会場であることが功を奏したか、今回の講習は解説中心であるにもかかわらず、しかも理系生徒であるにもかかわらず、居眠りをしたりやる気をなくしたりする生徒の姿があまりない。残念ながら皆無ではないが、私の予想よりはずっと良い状態で彼らは集中力を維持している。まあ、自らの意志で選んだのだものね。それくらいは当然か。おかげで、気持ちよく講習を進められる。進度がままならないのが玉に瑕だが。

国語科恒例の会議が開催された

 今日の午後は国語科の会議があった。長丁場であった。様々に意見を出し合い、より良いものを作り上げていこうとするこの会議は、しんどいけれど大切である。こうすることで我々自身の読解力が向上するのだろうね。やはり集団で学ぶことの力を感じる。一人では到達できない高みにまで達することができる。メンバーのそれぞれが得意とする力を出し合い、総合的に高い質のものができあがる。本当に、これはよい会議だ。しんどいけれど。(^_^)