「山月記」の主題を考える授業2

 9組での授業。このクラスでも読みの交流を行わせて、「山月記」の主題について考えさせている。
 方法は一昨日の5組の場合と同じである。このクラスは36名と人数が少なく、4人グループで活動をさせても何となく余裕を感じさせる。ただ、私が思ったほどには活発ではなかった。意外に話し合いが活発になるのに時間がかかった。これは、与えた課題がまだ難しすぎたのかもしれない。
 20分間ほど話し合いによって読みの交流を行わせた後で、私が解説する。ここまでは本文の読解の内容なので、統一見解を生徒に示しておかなければならない、と思うからだ。
 これらの後で、同僚が作ってくれた「山月記」と「人虎伝」との比較の課題を与え、自宅学習課題とする。おそらくこちらの方が生徒は取り組みやすいだろう。両者を比較することによって、「山月記」の独自性がある程度容易に把握できるだろうからだ。
 さて、体育祭の後にこの課題を基にして読みの交流活動を行わせることにしている。どうなることやら。そして、どんなデータが取れることやら。楽しみでもあるが、データ処理を考えると気が重くなるね。