何が話し合いを活性化させるのか?

 非常勤で教えている短大での授業があった。『ギヴァー』のブッククラブを行っている。1冊を4回の授業で扱うこととし、事前に指定された範囲を読んできて、授業中は本の内容について自由に話し合いをさせている。読書会形式のリーディング・ワークショップである。昨日は、その4回目。いよいよ『ギヴァー』の最後の場面を扱うことになる。
 正直言って、このブッククラブの授業は失敗だったと思っていた。今までの3回、残念ながら学生たちはあまり話し合いをしなかった。中には活発に話し合っているグループもある。しかし、多くはあまり話し合いが活発ではなかった。まず、事前に読んでくる者が少ない。読んでこなければ、そりゃぁ話し合いも進まないよね。話し合いとして割り当てていた時間中にようやく本を読んでいる者が結構いた。また、話し合っていたとしても、事前にしっかり読んできた者の話を周りが感心して聞いているグループもある。私は昨年、同じ形式で本学の学生に対してブッククラブを行った。その時も、確かに話し合いに乗っていないグループはあったし、読んでこなかった者もいた。しかし、130名の大半がしっかり読んできてくれ、話し合いをしているので、そうした学生やグループは少数派であり、あまり目立つことはなかった。また、周りがしっかり読んできて話し合いをしているので、最初は読んでこなかった者も次はしっかり読んできたりしてくれていた。だが、読んでこない者、話し合いに参加しない者の方が半数ほどいるのではないかと思われるクラスの場合、そうした自浄作用は働かない。この3回の授業、どうやって話し合いを活発にさせるか、ずっと悩んできた。彼らは、ふりかえりには、よく話し合いができたとか、面白い内容だったとか書くんだけれどね。
 しかし、この4回目の授業は違った。大半の者が活発に話をしていた。もちろん、まだ話し合いに乗ってこない者・グループはある。しかし、少なくとも半数以上の学生は話し合いをしており、見た目は活性化されたように思う。果たして何が違うのかな? 今回の授業で、これまでとは違うとしたら次の条件だ。

  1. 扱う範囲が小説のラストであり、これまでの謎がかなり明らかになる。(無論、まだ謎は残るはずだが)
  2. 前回、「よい話し合いの条件」を確認した中で、「甘いものがある」を紹介したので、今回はお菓子持参を許可した。学生たちは結構お菓子を持ち込んでおり、食べながら話をしていた。
  3. 今回はBGMをかけた。琴によるJ-Popのもの。今まで、ジャズのBGMをかけた回があったが、その時とは違って親しみのあるメロディだった。

 異なる条件としては、以上である。これらが複合的に作用したのかな? うーん、謎である。ただ、2と3の条件はやはり意味が大きいのかもしれない。確かに今回は、話し合いをする雰囲気がゆるいもので、まさにカフェにいるときのようなリラックスした感じを醸すことができたのかもしれない。
 もしそうだとしたら、彼らは予想以上に学習に対する思い込みに縛られているのかもしれない。学習するにはしっかりと机に向かって教師の話を聞かなければならない、という思い込みである。その思い込みから、自分自身がなかなか離れることができないために、自由な発想や話し合いが阻害されていたのではないか。今回は、まるで授業ではないような雰囲気を多少は作り出すことができたのだろうか。だからこそ、普段の素直な発想や話し合いを引き出すことができたのだろうか。
 うーむ。だとしたら、彼らに対する見方を改めなければならないな。もしかしたら、彼らは決して話し合いに乗ってこなかったのではなく、話し合いをするための条件が整わなかっただけなのかもしれない。つまりは、今までの授業の構造が彼らの能力の発揮を押さえ込むフレームを持っていたのかもしれない。うーん、これをどうやって証明できるかな?
 今回読んだ本。(もう何度も紹介済みですね)

ギヴァー 記憶を注ぐ者

ギヴァー 記憶を注ぐ者

 BGMに使った音楽。久しぶりだった。
LOVE BALLADES/ちょっとひとりKOTO2

LOVE BALLADES/ちょっとひとりKOTO2

『ギヴァー』のブッククラブの授業の準備

 非常勤で教えている短大での授業は、ここしばらくブッククラブを行っている。読ませているのはもちろん『ギヴァー』である。明日の授業で4回目になり、これで最後まで読み終えることになる。
 今回は、ミニレッスンとして「優れた読み手が使っている方法」を取り上げ、その内のいくつかを教え、試させている。取り上げたのは「関連づける」「イメージを描く」、そして明日は「推測する」だ。本当は「何が大切か見極める」や「解釈する」「批判的に読む」なども取り上げたいところだ。しかし、「何が大切か見極める」のレッスンは、ノンフィクションを読んでいるときに一番効果的にレッスンすることができると思われたので、今回はパスした。他の2つも、余裕があれば取り上げたいが、時間切れだ。それに、何よりもこの授業は「国語表現法」であり、「読む力」を主に育てるものではない。とはいえ、「読む力」も「書く力」も密接につながっているのだけれどね。ともかく、より直接に「書く力」をもっと伸ばさせたいところなので、涙をのんでミニレッスンの内容を精選した。
 こうして、授業を一から創り上げるのは面白い。当然、取り上げる全てが連関し、全てが目的に向かって進めるものとなる。今回も、残っていた7つの方法からどれを取り上げるか、そして、そのレッスンの方法として何が適当か、学生の現況を何よりも参考にしながら、考え、計画した。また、それが功を奏するかどうかも、自らに跳ね返ってくる。そうした一切が自分自身の頭と手によるのだ。そのために、もちろん時間がかかる。今日から実習がスタートし、時間に余裕ができたので、今日の午後の時間は明日の授業の準備に捧げることができた。しかし、そうした時間的な余裕がなければ、到底できない相談である。
 教員が忙しいとろくなことはない。特に、何にしわ寄せが来るかというと、授業に、だ。一般的に今日の教育の現場では、教員にとって一番大切な授業が、最も疎かになっている。こうして大学に来て、授業を一から創り上げることをほぼ毎日行っていると、そうしたことが痛感される。制度的に、根本から見直すべきだと思うけれどね。

サイボウズLiveを使った短編作品の投稿

 今年度の教養Ⅰ(国語)は全面的にライティング・ワークショップに取り組んでいる。学生には短編作品を創作させており、その創作のために必要と思われるミニレッスンを続けてきた。発想法、プロットの作り方、物語の型、修正の方法、などだ。学生は実習が間に挟まったり、私自身が学会発表のために休講にしたりして、ここ数週間はペースを守ることができなかったが、それでも何とか続けてきた。そして今日、いよいよ彼らが創作した短編作品を提出させ、学生同士でコメントし合う活動に入った。このために、今回活用したのが「サイボウズLive」である。
 今回のライティング・ワークショップでは、学生の作品をWeb上に投稿させるかたちで出版させ、それを学生同士が読み合ってコメントし合うのがよいと考えた。こうすることで学生たちは様々な作品をたくさん読むことができるし、またコメントも付けやすいだろう。そこで、当初は「Google Classroom」を活用しようと考えた。しかし、実際使おうとしたところ、私の設定が悪いのか、システムを理解していないからなのか、学生はもちろん、管理者である私自身もクラスの中に入ることができなかった。そこで、急遽別の方策を講じることとなり、使ってみることにしたのがサイボウズLiveだということだ。
 サイボウズLiveは今までに使ったことがあるし、別のグループを立ち上げて、大いに活用している。これならば学生たちにもよかろうと思い、使ってみることにしたのだ。ところが、当初からトラブル続きである。まず、学生たちが設定したグループに参加することができない。いや、システムに沿って学生を招待してはいるのだ。しかし、学生たちのコンピュータ・リテラシーが未成熟で、私からの招待に対してどう対応したらよいかが分からない者が大勢いた。これを解決するのに3週間以上かかったかな。何とか今日、おそらく学生全員がグループに参加することができたようだ。彼らはスマートフォンの取り扱いには本当に長けている。しかし、PCの取り扱いは不慣れなのだね。私などは逆の順番でリテラシーを獲得していったので、彼らのこの行動は意外だった。
 ともあれ、今日の授業でサイボウズLiveへのログインの仕方、作品の投稿の仕方、作品を読んでコメントを各方法などを教えた。どうやら大半の学生が自分の作品を投稿し終え、友人の作品を読み始めることができた。さて、このシステムは学生にとってどのように受け止められたかな。また、投稿された作品を読んで、学生たちはどのような反応をしてくれたのかな。また、興味深い課題が立ち現れてきたものだ。

短編物語を創作させる授業

 GWが明け、いよいよ新年度の生活にも慣れてきて、これからが学びの本番である。私自身は、まだペースをつかみきれずにいるのだが、徐々に慣れていくだろう。
 さて、出講している短大の先週の授業では、学生たちが書いてきた短編物語の鑑賞会を行った。先々週はプロットづくり、あらすじ書きを行わせ、1週間のうちに作品を完成してくるようにした。A4用紙1枚程度の分量としたが、あまり分量にはこだわらないことにした。パソコンで清書し、タイトルだけをつけ、作者の名前は伏せて、作者が特定できないようにした。こうすることで、自分の作品が他者の目の前で読まれることへの抵抗感を少なくさせようという配慮だ。
 学生たちの作品を教室の前方に並べ、各自が好きな作品を持っていくようにさせた。そして、A5用紙の評価用紙に(1)作品の良かったところ、(2)作品への質問、(3)作者への励まし、を書き、3観点で評価をさせ、その用紙を作品用紙の裏面に貼り付けさせた。およそ30分くらい読ませただろうか。学生たちは次々に作品を読み進め、一人で4〜5枚の評価用紙を貼り付けていった。
 この授業へのふりかえりの一部は以下のとおりである。ビブリオバトルのことが書いてあるのは、次週の予告として私が『ギヴァー』の紹介をビブリオバトル風に示したからである。

  • みんなの作品、クオリティが高くてびっくりでした。ビブリオバトルが楽しみです! 久々に読書しようと思います。
  • みんなのお話がとてもおもしろかった。私の書いた話を皆が笑って読んでくれてよかった。次はビブリオバトルがんばりたい。
  • いろんな人の作品を読んでみて、すごく楽しかったです。それぞれが個性的で素敵な作品ばかりでした。書くのはすごく大変で難しかったけど、楽しくできたのでよかったです。
  • 物語を作るのは大変でしたが、みんなの物語は1人1人個性がある物語でおもしろかったです。感想を読んで嬉しくなりました。
  • みんなの作品はとてもおもしろくて、読むのが楽しかった。面白かったよ、と言われて嬉しかった。またやりたい!!!
  • いろんな話があってどれもすごく面白かった!! もっと読みたかった。来週も楽しみです。
  • 楽しかったです。周りの人が文章うますぎました。私も場面の描写にこだわったので、表現がかっこいいとコメントをいただき、かなり嬉しかったです。誰にも読んでもらえないかと思っていたので…。江戸川乱歩リスペクトなので、彼っぽい文章になっていたら(おこがましいですが)嬉しいです。
  • すごく楽しい小説鑑賞でした。自分も、作っているとき楽しかったし、とってもよい作品が出来ました。次回も楽しみです。
  • 作品の感想を見てみると、おもしろかったという評価があって嬉しかった。質問もあって、確かになと思った。みんなの作品も、1つ1つ違ってとてもおもしろかった。
  • 楽しかったです! 個性が出ますわ! クスッときたり、感心したり、またやりたいなと思いました。
  • みんなお話を作るのが上手だった。自分の一番伝えたかったところが私は伝えられなかったので、話の構成をもっとわかりやすくすれば良かったです。
  • 先生のビブリオバトルとても上手でした。みんなの物語がすごくおもしろかった。自分はもう物語は考えたくないけど、人の作った物語はもっと読みたい。
  • みんなの短編小説を読めて良かった。面白かったし、やっぱり女の子だなぁって思う青春ラブストーリーがあり、見ていてニヤけてしまった。またやりたい!!
  • この企画とっても楽しかったです!! 自分の作品を人に読んでもらうのは少し緊張したけど、いい経験になったと思います。みんなの発想力や文章力も参考にしていきたいと思いました。
  • 自分が書いた短編小説を人に読まれるなんて緊張した。人それぞれいろんなテーマやストーリーがあっておもしろかった。
  • いろいろな人の作品を読んでとても面白かったし、文才があってうらやましかったです。内容も一人一人個性的で学習した部分もありました(笑)。誤字があったので恥ずかしかったです(笑)。
  • 短編を考えるのが大変でした。みんな、たくさん書いていて驚きました。どの作品も面白く読めたし、イメージが出来るお話でした。しかし、鑑賞用紙を書くのが大変でした。
  • 自分の書いた作品が読まれるのは、とても緊張していたんですが、感想を見て、書いてよかったなと思いました。
  • 自分が書いた作品を誰かに読まれるのはすごく恥ずかしかったです。他の人の作品もたくさんあり、とても個性があり、おもしろかったです。もっと時間があれば、他の人の作品を読みたいと思いました。
  • タイトルもすごく大切だと思った。タイトルで興味をそそられるのがたくさんあった。みんな物語を上手くまとめていて、面白い作品ばかりだった。一人で話を考えるのってすごく難しかった。特にラストをしめるのがなかなかできなくて、悩んだところでした。
  • みんなの小説は、いろんな種類があっておもしろかったです。あと、ビブリオバトルがおもしろそうだなと思いました。好きな本やマンガがたくさんあるので、どれを紹介しようか決めるのも楽しみです。
  • 作品鑑賞会とってもおもしろかったです。またやりたいので、機会を作ってください。他の作品を読むことで、新たな発見がたくさん見つかりました。

 総じて、友人の作品を読むのは楽しかったと思う学生がほとんどであったのが嬉しかった。そして、中にはストーリーを考えるのが大変だったという者もいるが、多くの学生が次の機会を求めていることも嬉しいことである。ライティング・ワークショップを本格的に実践するのは初めてであり、正直言って、学生が乗ってきてくれるのかが心配だったが、RWと同様、やはり始めてみれば学生たちは大いに乗ってくれる。ありがたいことであり、それが物語の力でもあるのだろう。
 また、幾人かが学びについて言及しているのも注目である。「場面の描写にこだわった」「話の構成をもっとわかりやすくすればよかった」「タイトルもすごく大切だと思った」などは、私がそんなに強調して教えなかったことである。それでも学生たちは、自らの必要に迫られて、こうした学びをしている。これは、他の学生たちにも指摘して意識させたいところだ。また、今回は「優れた書き手が使う方法」をあまり紹介せずに、この創作活動に入っていった。これを紹介していれば、彼らはどうなるのだろうと興味を持った。
 もう一つ、彼らは他者から自分の作品が読まれることの喜びを多く指摘している。自分が受容されることの嬉しさと通じるところだろう。他者を受容するということは、面と向かって話をしてもなかなか難しいのではないか。しかし、こうして創作された作品を介することで、他者を受容することの大切さ、他者の視点を意識することの重要性というものも、彼らは自然と意識し、身に付けていくことができるのではないだろうか。すぐに文章力が伸びるわけではない。即効性はない。しかし、こうした経験を何度も重ねることで、総じて文章力は伸びていくだろうと、十分に実感できる結果であった。
 問題は、大学の授業では回数が少なすぎる、ということだ。週1回の授業で、たとえ90分間であるとはいえ、数回の執筆活動では本格的な文章力の育成は難しいだろう。まして、次週からはしばらくリーディング・ワークショップの内容を扱う。『ギヴァー」のブッククラブを行うのだ。書く力だけでなく、読む力や話す・聞く力を伸ばしたいと思った結果だが、欲張りすぎるかなぁ。話す・聞く・書く・読むは決して別々に取り上げて教えられるのではなく、4つが深く関連しながら教え、育てるべきものだから、大丈夫かなとは思うけれど。ともかく、回数が少なすぎる!

文献講読のゼミ活動

 今年度の2年生ゼミでは文献講読をし始めた。ゼミ生全員で1つの文献を読んでいくのである。その文献とは……、な、なんと英文である!

 この文献を、ゼミ生と一緒に少〜しずつ少〜しずつ訳していこうと考えたのだ。学生にはほぼワンパラグラフを割り当て、事前に訳してきてもらった。今日はその読み合わせ、訳の確認である。いやぁ、これが予想以上に苦戦した。そんなに急ぐつもりはないし、ザックリと意味をとれれば良いと思っていたが、それでも私も学生も、英文を訳すのは四苦八苦する。何とか予定の箇所は終えた。こんなやり方を試すのは私にとっても初めてで、貴重な経験となった。
 学生たちも大変だっただろう。決して時間に余裕のある彼らではない。準備をしてくることも大変だったはずだ。それでも、一生懸命訳してくれ、理解しようとしてくれた。彼らに感謝!である。
 ある学生のふりかえりにこんなものがあった。

こんにちは。文献講読をしました。久しぶりにこんなに頭を使ってとても疲れました。でも、訳しているうちに、話の内容がいいものだということに気がつきつつあるので、頑張ります。

 これはとても嬉しかった。そう、とてもよい内容のものなのですよ! この訳文が何とか日の目を見るようになるといいなぁ。そして、この文献講読の作業が、苦しいだろうけれど、学生たちの血肉となってくれればいいなぁ。

自分の物語を書くことの喜び

 出講している短大で、ライティング・ワークショップを実践している。最初の課題として短編の物語を書かせている。先週は物語の設計図となるプロットとあらすじをまずは考えることを教え、授業内で30分の時間を取って作業に当たらせていた。学生たちは、外から観察している限りでは勝手気ままに私語に興じているように見えた。しかし、そうではなかったことが、彼らのふりかえりを読むことでよく分かる。
 この授業でも大福帳を活用している。その大福帳に記された彼らのふりかえりの抜粋を載せる。

  • 外に散歩に行くことにより良い案が浮かび、充実した授業になりました。また、この授業を楽しみたいです。発表がうまく行くように、楽しいストーリーを書きます。
  • 前回のリレー物語はみんなで書くから考えられたけど、一人で物語を考えるのは大変だなと思いました。プロットを組み立てるの難しいです。作家の人すごいなと、今日考えて思いました。
  • 3匹のかわいいオオカミの読み聞かせとても良かったです。文章を考えていると、いろんな想像が膨らみ、とても楽しかったです。
  • 短編制作をしました。お話を作ることはそこまで得意じゃないはずでしたが、思ったよりぷんぷか発想が出てきて、自分でも感動しました(笑)。楽しかったです。
  • 自分で物語を作るためにはプロットが大切だとわかりました。物語の流れやどういうお話にするか、全然思いつかなくて大変でした。家に帰ってじっくり考えようと思います。
  • どういう作品を作ろうか悩んでいたが、意外とお題が出てきて作るのが楽しみになってきました。どんな仕上がりになるか楽しみにしていきたいと思います。
  • 今日の先生の読み聞かせとても引き込まれました。声色を役によって変えていて、とても面白かったです。またぜひ何か読んで欲しいです! 物語作り頑張ります!
  • 『3匹のかわいいオオカミ』というお話は、私の知っている「三匹の子ブタ」とはまったく違う物語でおもしろかった。プロットを考えるのは大変だけど、物語を作るうえで大切なことなのでがんばる。
  • 物語作るのは難しいですね。外へ行ったらアイデアがポポポポーンと出てきたので、よかったです。来週までに完成させなければいけないので、がんばって仕上げてきます。
  • 3回目まして、こんにちは! お話考えました。さっそく打ち込もうと思います。3匹のかわいいオオカミ、いいお話ですね!! 先生の読み聞かせ上手すぎてびっくりしました!
  • 今回は、個人作業でプロットと物語の構造を考えていました。ザックリとしたものはできているのですが、細かい設定を考えるのがとても時間がかかりそうです。
  • 物語を作成するためのプロットと物語の構造を考えるのはとても楽しかったです。ジャズを聴くことで作業への取り組みにとても良く集中できました。
  • ステキな短編を書けたらいいなと思います!!
  • 3匹のかわいいオオカミの絵本がとても面白かったです。視点が変わると物語の雰囲気が一変することに驚きました。物語書くのが少し楽しくなりました。
  • 読み聞かせの本、とてもおもしろかったです。自分で内容を考えてみると、絵本や小説などを書いている人はすごいなと思いました。頑張っていきたいです。
  • 短編小説のプロットを書いてみると簡単に書き進めることができて、安心した。来週までに完結させたい。早く書き終えたい。
  • 物語を1から自分で作るのは想像以上に大変で、プロットを書くのに一番時間をかければ、よりよい物語が書けると思うので、プロットを一番がんばりたいと思う。
  • こんにちは! 今日もよいお天気ですね。短編が、長編になってしまいそうです。A41枚程度じゃ収まらなくないですか? 長くなったら減点ですか?
  • 自分の短編集を書くことはないので、難しいけど、みんなが面白いって思えるようなお話を作りたいと思った。Reライトを書きたいので、たくさん探して、完成させようと思いました。
  • プロットを考えるのにけっこう苦戦したが、考えるのはけっこう楽しかったです。何とか登場人物のところは出来たので、がんばって書き終えたいと思います。
  • プロットはいい感じに考えられたので、物語にするのが楽しみになった。あまり長くならないように調整するのが難しそうなので、がんばりたい。
  • 今日はプロットと設計図を書きました。普段お話を組み立てることってなかなかないですが、自分の好きなお話の続きを、自分が作ることにワクワクしました。今日、完成できそう。ジャズ、いいですね!
  • めっちゃいい話が書けてきた。書きながらもちょっとドキドキした。クライマックスがまだ途中だから、頭を悩ませながら、みんなが楽しめる話に仕上げたい。

 この授業では、皆がよく知っているお話のパロディを書いたり、好きなお話の続編を書いたりしてもよい、と伝えている。その、よく知っている話のパロディの例として、次の絵本を読み聞かせした。2、3の学生たちが書いているのはそのことだ。

3びきのかわいいオオカミ

3びきのかわいいオオカミ

  • 作者: ユージーントリビザス,ヘレンオクセンバリー,Eugene Trivizas,Helen Oxenbury,こだまともこ
  • 出版社/メーカー: 冨山房
  • 発売日: 1994/05/18
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 それはともかく、学生たちのふりかえりを読むと、彼らが物語を作ることの楽しみを感じ始めていることがよく分かる。発想することの楽しみと苦しみ、プロットを考えることの面白さと苦労、そして物語として作品を書くことへの楽しみを彼らは少しずつ実感し始めている。その歩みがよく分かる、ふりかえりの文章である。
 正直言って、学生たちが物語の制作にどの程度取り組んでくれるか心配していた。しかし、やはりここでも、それは杞憂に終わりそうだ。彼らは物語ることを楽しみ、喜んでいる。それは、物語の力によるのだろう。そして、その力に学生たちを乗せるために、発想法を教え、リレー物語でお話を書く楽しさに触れさせ、プロットを考える重要さを説いてきた。それらがどうやら実を結んでくれたようだ。
 さて、彼らの作品を読むのは明日。どうなるか、楽しみである。

1週間のもがき

 今週1週間が終わった。何だか、ひどく疲れた。幸いにも、授業がうまく行かなかったから疲れたのではなく、単純に仕事量が多いための疲れなのだけれど。
 火曜日に出講している短大でライティング・ワークショップの授業を行った。物語を書くために「プロット」を事前に作るべきことと、物語の構造を踏まえた「あらすじ」を作るべきことを説明し、その後はおよそ30分間、短編の物語の構想を練らせた。学生たちは友人と相談(多少は雑談も入っていたけれど)しながら、その時間を過ごしていた。傍目にはただおしゃべりしているだけの姿に見えるので、果たして彼らのふりかえりはどのようなものなのだろうかとおっかなびっくりだったのだけれど、ふりかえりの内容はとても真っ当なものだった。そして、何より嬉しいことに、物語を作ることを多くの学生が楽しんでくれているらしい。これは、大いに励まされることである。ここで愛想を尽かされるとどうにもならないのだけれど、幸いにも彼らは創作活動を楽しんでくれている。ありがたいことだ。彼らは来週の授業で短編を創作し、持参してくれることになっている。果たして、どんな作品が出て来ることか、楽しみである。
 一方、今日は本学でライティング・ワークショップの授業を行った。とはいえ、こちらは発想法の紹介をした。物語の構想を練るための方法として、発想法を活用して欲しいと考えたのだ。そこで、ブレイン・ストーミングとKJ法マインドマップ、イメージマップ、そしてマンダラートを紹介した。その中から、マンダラートを体験させ、実際に自分が各短編の構想を練るのに活用させた。こちらは少々日程に余裕があり、出講先で行ったプロットの話は再来週に実施する予定である。学生は、短編を作ることに自信を持てない者が一定程度存在し続けている。この心理的ハードルをいかに下げるかが、私の正念場である。
 このように、新しいことに挑戦しているせいか、毎日なすべきことがたくさんある。水曜日に、今春新しく新潟大学の教員になった友人の研究室を訪問したこともあり、なおさら時間的な余裕が少なくなっているせいもあるかも知れない。金曜の終わりにはもうぐったりしてしまう。4月ももうじき終わる。怒濤の新年度スタートがこれで少しは一段落するかな。身体もこの1週間の流れに少しずつ対応してくれるかもしれない。それを期待しつつ、まずはGWを迎えようか。