「夏休み」は来たけれど……

 今朝はまだ暗い内からロンドン・オリンピックの閉会式を観ていた。開会式があんなにも素晴らしいのに見逃してしまったので、これは閉会式は観なければと思い、家内に文句を言われ続けながらも観ていた。うーむ、英国音楽の祭典というテーマによるものだったのだが、きっと素晴らしいものなのだろうが、私にはその素晴らしさが今ひとつよく分からなかった。出演者たちのほとんどを知らなかったからね。無論、ジョン・レノンは知っているが、クイーンやザ・フーは、名前は知っているけれど具体的には分からない。それに早朝で非常に眠く、所々意識を失っていた。でも、聖火が消えるところはどのオリンピックでも感動的だなぁ。火には人間にとって何か根源的なものがあるのだろうね。
 オリンピックが終わってしまい、何か物寂しいものがある。日本選手の活躍ばかりを報道していて、オリンピックの報道は好きではないのだが、それでも放送は楽しみにしていた。ロンドンの風景が時折映し出されるのも楽しかった。イギリスは行ってみたいなぁ。無理だろうけど。
 さて、家内に文句を言われていたというのは、今日から家内と子どもたちは家内の実家に里帰りするのである。その準備を私が手伝わない、といって文句を言われていたのだ。いやぁ、4年に1度の閉会式じゃないか、ちょっとぐらい……、という言い訳が通用する相手ではない。もちろん、その後は甲斐甲斐しく動きましたよ。
 準備に時間がかかるのはもはや「お約束」である。何しろ子どもたちに勉強をさせながら、あちらは衣類等の準備をする、こちらは子どもの勉強を見る、という感じである。朝方から始まっていたであろう準備は延々と時間がかかり、家族たちが出発したのは午後2時過ぎであった。今日は雨が降ったり止んだりで、道中は土砂降りや雷があったという。運転は大変だったろうね。
 私も本来は行くべきなのだが、何しろこの夏休みは勝負の時である。やらなければならないことを少しでも終わらせるべく、私はこちらに残ることにした。さあ、やっとやってきた本来の意味での「夏休み」! だが、怠け癖のついている身はなかなか仕事モードに復帰することができず、結局今日1日は何もせずに終わってしまった。オリンピックの放送を梯子して観ていたり、最近はまっている『名探偵コナン』のマンガをブックオフから買い求めて読んだりしてしまった。やれやれ。予定は大狂いだ。
 明日からでも少しは事を進められるかな。仕事を一つ諦め、この1週間でやることを大幅に縮減して、何とか2日間はがんばりたい。何しろ、16日(木)からは後期の講習が始まるのだ。そうなったらもはや何もできなくなるだろう。