統計は難しい

 今日も学会の発表要旨集の原稿を書くために、データの統計処理を続ける。昨日でだいたい終わったのだが、今日はその手法が間違っていないかどうか確認作業をする。ところが、確認作業で統計手法によく分からないところが出てきて、それを理解するのに本をひっくり返したりWebで調べたりする。それでもなかなかすぐには分からない。いやはや、参ってしまった。最終的に何とかなった(何とかした?)のだが、このおかげでずいぶん神経をすり減らしてしまった。
 統計学って本当に難しいなぁ。といっても、それは実は統計手法の理論をきちんと理解しないままに単にツールのみを使おうとするからなのだろう。だからツールが出力した結果の意味がよく分からない。しかし、理論をきちんと理解するだけの時間的余裕はない。本当はこういうものは修士の時にしっかり単位として取っておけば良かったのだね。そこが通信制大学院の限界だなぁ。十分な研究指導を受けることができなかった。勉強するかどうかは本人の責任だけれど、指摘や示唆を与えてくれるのはやはり先を進んでいる方々しかできないことだと思う。通信制では年に2回の直接指導のみがその機会だった。これでは指導を受けることもできない。
 そのために各種の統計学の本に頼ることになる。一番困るのは頼りにしている「JS-STAR」の解説本の入手が遅れていることだ。頼むよ、Amazonさん。

フリーソフトjs-STARで かんたん統計データ分析

フリーソフトjs-STARで かんたん統計データ分析

 そんな中、統計が行き詰まると周辺整理をするようにしている。周辺整理は、とにかく手を動かせば結果が出るからね。多少の達成感が持てる。しかし、まだまだ多くの私物がそのままだ。明日あたりから本格的に整理しないと。
 同時に読書に逃げ込んだりもする。長く読んだりそのままにして置いたりした次の本をついに読み終えた。

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

 村上春樹のインタビュー集である。これらのインタビューの中で、村上春樹はかなり率直に自作について語っている。なかなか興味深い。
 しかしこれもついに読み終えたなぁ。次はどうしようか。いや、実は勉強するための本を読まなければならないのだが、ついついこちらに逃げてしまう。
 そういえば、『1Q84』の文庫本が出たのだね。これはいいなぁ。もちろんハードカバーを持っているけれど、文庫本は手軽に持ち運べていいのだ。
1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

 こんな本もいいなぁ。
動的平衡2 生命は自由になれるのか

動的平衡2 生命は自由になれるのか

フェルメール 光の王国 (翼の王国books)

フェルメール 光の王国 (翼の王国books)

 福岡伸一の新しい本がこんなに出ているとは知らなかった。読みたいなぁ。