大地の芸術祭へ

 昨日は出発まで相変わらずのすったもんだのあげく、当初の予定通りに大地の芸術祭を見に十日町市方面へ行った。
 大地の芸術祭はもちろん有名な芸術祭である。十日町市などの「妻有地区」に各種点々とアート作品が展示されている。今年は3年に1度の芸術祭の年なので、家族みんなで行ける時にということで、いつかは行こうと思っていた。幸い月曜日は他に何も予定がない日なので、思い切って出かけてみたのだ。
 ところが、出発が11時30分という、相変わらずの「峰本」時間なので、回ることのできるところは限られている。そこで、一点突破を狙って十日町市ではなく松代地区へ行って、「農舞台」という場所へ行き、そこにある作品のいくつかを見てきた。また、ここにあるアートは子どもたちが遊べる遊具的なものもあるので、これで子どもたちの気を紛らわそう、という目論見もあった。
 行ってみて、大正解であった。私の場合、アート作品もおもしろかったが、松代地区という場所へ行ったことが良かった。ここはかつて松代町であった頃に一度来たことがある。指導主事時代に松代高校の先生に授業をやっていただいたことがある。今、その高校にはO先生が教頭で赴任している。O先生、元気かい?
 その松代は、良いねぇ。何となく。気分的に、山の懐に抱かれたい! という欲求を十分満たしてくれる場所であった。そして楽しいアート作品の数々も面白かった。子どもたちは写真の遊具に大喜び。私も入ってみたが、背中が鯖折り状態になって、苦しかった。
 この妻有地区という広大な場所に、山の中という自然を舞台に、さまざまなアート作品を配置するというアイディアは素晴らしいものだ。堅苦しい美術館などではない、身近な感じのアートを非常に楽しめた。