「第64回 春の院展」へ行く

 出入りの書店さんから「春の院展 新潟展」の招待券を2枚いただいたので、集会の帰りに家族で観に行った。
 日本画を見るのは久しぶりである。相変わらず静謐な感じの絵である。日本画独特のあの絵具から受ける印象なのだろうか、私は日本画からは静謐という印象を受ける。
 もはや20年くらい前になったか、東山魁夷唐招提寺襖絵の展覧会が新潟であった。それを見たのが、本格的に日本画を見た最初である。あの時も、描かれているのは荒々しい日本海の波なのに、受ける印象は「音の無さ」だった。今回の展覧会でも同様の印象を受けた。
 私としては、風景画が良かったな。そして、青・緑系の色合いの絵が良かった。日本画の顔料によく似合っている。