玉鬘の授業

 4組と2組での授業。4組はどんどんと調子よく口語訳が進み、後一文を残すのみでほとんど終わった。どうせなら最後まで終わりきりたかったが、すでに1分ほど授業時間をオーバーしていたからね。しかたあるまい。
 2組は夏休み後初めての授業であった。生徒に進度を確認してみると、4組より2コマ分ほど遅いところからのスタートである。これは効率よく進めていかなければならない。ところが、生徒の顔を見るとついついつまらない話に脱線してしまい、おかげで進度が遅くなる。右近と豊後介や三条たちが20年ぶりに再会するわけだが、当初はお互いがすぐにわからなかったのである。これはまさにその通りだろうね。そういえば私の同級生はね……、なんてなことから脱線は始まる。やれやれ。でも、生徒が卒業してまた学校に尋ねてきてくれるのは本道に嬉しいことだ。彼らも来年は来てくれるかな。