悲しい知らせ
同僚から知らされたが、九州大谷女子短期大学准教授だった穴見嘉秀さんが御逝去されていたそうだ。しかも昨年の春に。ショックである。
穴見さんといえば「ピグマリオン・メーリングリスト」というメーリングリストを主催されていた。そこでは国語教育についての情報交換が盛んになされていた。私は指導主事時代にそのMLの存在を知り、藁をもすがる思いでMLに参加し、情報を入手し、勉強し、自らも発信した。それらの積み重ねやそこで得た情報の数々が今の私の教育活動の源になっている。私にとってはこのMLは欠かすことの出来ない存在だった。
穴見さんにも、新潟朝読交流会で新潟市に来ていただいた時にお会いした。その気さくな人柄と大変な学識に舌を巻いたものだった。その後、読書のアニマシオンでも来ていただき、初めてアニマシオンなるものを体験した。私にとってはさまざまな思い出のある方である。
そうした交流がきっかけで、穴見さんが監修をされた『朝の読書がもっと楽しくなるアイディア集』(学事出版)には、私にも声をかけていただいて原稿を執筆した。今のところ、これが私の唯一の著作と言えるものである。
その後はさまざまなことがあり、最近は交流が途絶えていたが……、まさかお亡くなりになっていたとは。
私にとってはかなりショックである。