「項王の最期」の授業

 6組と8組での授業。6組はすでに四面楚歌を終えており、今日は「項王の最期」に入る。といっても、今日は職員会議の関係で55分授業である。あまり進めないなと思っていたが、でも意外と進んでしまった。この文章の、句法上一番重要な「籍独不愧於心乎」という反語形の説明も終えてしまった。ここまで説明してしまうと、もう後は項王の自害の場面まで一気に進んでしまう。まあ、もう一つ山場はあるけれどね。
 それだというのに、このクラスは月曜日にも授業がある。これでは確実に「項王の最期」が終わってしまう。さあて困った。中途半端に次の「更級日記」に入りたくないしね。項王の人物像について、文章でも書かせようか。
 8組は昨日の7組とほぼ同じ進度なので、四面楚歌を終え、「項王の最期」に至るまでの省略部分のプリントを読み、項王の戦闘能力の高さについて確認させた。それを踏まえてでないと、「項王の最期」における項王側の戦い方がよく分からないだろう。
 というわけで、『史記』もまずは一通り終わりそうである。後はまた来年度、取り扱うことになるかな。