新年度のスタート

 4月1日である。「4月1日」と見ると、「ワタヌキ」と読んでしまいたくなる私である。(^^ゞ
 さて、新年度がスタートした。学校には新任者の姿が見えて、その人たちが転出者の机の前に座っている。午前中には辞令交付があったようだ。新校長も顔を見せた。新しい年度が始まったのだなぁ。
 だが、気分はどうも新しくなれない。何度か書いているが、本校は大教務室制で、すべての教員の机が教務室にある。そして、体育・芸術・家庭などの教科を除くすべての教員が教務室にいる。その教務室の机を、新しい年度の体制、新学年団の島へと大移動をするのだ。毎年1回だけ行う大移動である。ところが、その大移動が今週の金曜日の午後なのだ。
 どうも新しい学年団の場所に移動しない間は旧学年の気分をそのまま引きずっている。早く新年度を迎える準備をするために、周囲の環境を整えたいのだが、今いるこの場所は数日後にはいなくなることがわかっているため、どうも気分が乗ってこない。まだ、本などの片づけも完全には終わっていない状態で、今日もその片づけをしていた。まったく、全員が一斉に動くのはある意味でいいとは思うのだけれど、それを新年度が始まって4日も経っているような時にするのはどうかと思う。かねてから主張しているように、この大移動は年度末に行うべきなのだ。そうすれば、春休み中にじっくりと新年度を迎える準備ができる。昨年、ある場面で提案したのだけれど……。どうも無視されちゃったなぁ。
 このような教務室の大移動は、本校独特のものではないだろうか。前々任校でも学年団の大移動はあったが、これほどの大規模なものはなかった。それに、旧年度末内に終えていたよなぁ。毎年この時期になるとぼやきの始まるのである。

 今日はそのような状況の中で、新クラスをスタートアップさせるための準備をいくつか行う。必要なプリントを作成したりしていた。また、カラーボックスの本をさらに片づけた。どうやらこのカラーボックスは持って行くことができなそうだ。さらに、PowerMacも片づけた。これまた大きな図体が新2学年団の島には入りきらないようなのだ。この、2学年団の島の余裕のなさが、今回の大移動の大きなネックである。そのおかげで、今までため込んでいたさまざまな資料類を今回は大量に捨てた。それでも段ボールにすでに3つは私物が詰まっている。やれやれ。また大移動が大変だなぁ……。