新潟授業研究会

 夜は新潟授業研究会の例会が行われる。今日のテーマは読書指導。担当の人が自分の実践を報告する。点検読書をしたり、読書レポートを課したり、3年3学期の教養講座として「図書の時間」を設けてレポートを書かせたり、実に多くの工夫と様々な取り組みが紹介された。これは素晴らしいものだ。
 と同時に、何か違和感も感じていた。あまりにアウトプットを求めすぎていないだろうか。もちろんこれが「国語」の授業であるのならば何の問題もない。でもそれが、「読書指導」という名の下に行われるのならば、少々違うと思う。研究会の他のメンバーもその点を話題にして、ひとしきり議論が続いた。レポートを書くことが目的ならば、これは情報活用能力の育成であり、それならば資料の探し方・読み取り方・レポートのまとめ方を指導するべきである。その点が触れられていないので、違和感があったのかな。もちろん、優れた実践だと思うけれどね。
 体調があまり優れず、今回はたいしたコメントができなかった。考えもまとまらない。最近、頭脳の働きが沈滞傾向なのだ。
 さて、次回は私が担当することになった。さて、何を話題にあげようか。せっかくだから、自分の研究テーマについて意見を求めようか。