スキー教室!!!

 スキー教室に行ってきた。23日水曜日から25日金曜日までの3日間である。私にとっては3年ぶりの、2回目のスキー教室だった。この教室では、私たち教員が生徒を教える。スキー指導も教員が行うというのが伝統である。私自身も体育の先生からスキーを始めて教わった。懐かしい。今回も、事前には全くスキーの練習をすることなく参加した。これが後で悲惨なことになる……。

1日目

 朝8時前にバスに乗って元気に出発する。今日は素晴らしい天気であった。快晴、とはいかないが、曇り空に時々日がのぞき、視界は100%どこまでも見渡せるような魚沼の山々であった。その中でスキー教室は開講した。
 私は女子の中級班を担当する。といってもスキーをするのは7年ぶりとか言う生徒ばかりであった。皆、今回のスキー教室に不安を持っていた。そこで、まずは転び方、起きあがり方、そしてキックターンの仕方を教える。雪面で自由自在に動けるようになってもらわないとね。その後プルークボーゲンの確認。次第に彼らは感覚を思い出していった。そして、恐怖の下山コースへと進む。何人かは転んだりしたが、これまた無事下山。よかったよかった。
 夜の全体ミーティングでは、過去のスキー教室のビデオを私が見せる。その際、keynoteで作ったスライドを見せたり、OB・OGの卒業アルバム写真を見せたりする。少しは楽しんでもらえたかな。その後班別ミーティング。
 しかし、私個人としては3日間の中でこの日が最も疲れた。久しぶりに(3年ぶり!)にスキーを履いて、しかもボーゲンを中心に講習をしていたためだろう、全身疲労と心的疲労が重なった。しかも、ミーティングのためのスライド等を午前2時頃までかかって作り、朝は5時半に起きたので、寝不足も手伝っている。一番疲れた。早々に休む。

2日目

 一転して吹雪である。何でも大雪警報が出たらしい。ものすごい量の積雪と、時折吹き付ける強風のためか、初級者用に使えるリフトが止まってしまった。仕方がなく、午後からは下まで降りて、また下からリフトに乗る、という繰り返しであった。午後からはパラレルターンの練習を始める。9人いる中で何人かがほとんどパラレルで曲がれるようになってきた。たいしたものである。他の者も前日に比べれば遙かに安定して、スピードにも乗って、トレインでついて来れる。よかったね。
 夜は全体ミーティング、班別ミーティング。その後、私はOBとして応援歌の指揮の指導を生徒に行う。かえってこちらの方で疲れてしまった。
 2日目は大変な雪と風に悩まされつつ、それでも充実して講習を終えることができた。

3日目

 今日も大雪である。本当に前半隊は天候にたたられた。前回私が行ったときも3日目はものすごい大雪だったが、今回はそれを少し上回りそうだ。でも、今日はしばらくしてから雪が小降りになり、視界もパアッと開けてきた。日差しまで一時射した。最後の最後に、よいコンディションを与えてくれた。雪の状態も昨日とは雲泥の差で良い。とても良好だ。
 その中で、パラレルターンの完成を目指していくつか練習をし、今日はとにかくたくさん滑らそうと思っていた。そこで、何回かリフトに乗り、下山も2回した。生徒は多少疲れていたのかもしれない。その状態で、私が色気を出して、最後の最後にスキー場の頂上に連れて行ってしまった。頂上はさすがに急斜面である。なおかつ狭い。生徒たちは数人が転倒し、中には泣き出してしまった者もいた。他の先生の補助を受け、講習終了時刻を大幅に遅れて、何とか全員下山した。うーん、最後は判断ミスだったなぁ。初級者リフトに2回ほど乗って、どんどん滑らせれば良かった。でも、話の種にはなったでしょ?
 帰りのバスではゆっくりと眠るかなぁ、と思ったら、さすがは我が4組である。女の子たちがうるさいうるさい。どこまでもエネルギーのある子たちだ。全員無事、学校に到着。今年度のスキー教室前半隊は無事帰ってきました。