芸術鑑賞会

 3年に1度の芸術鑑賞会。全校生徒が徒歩で県民会館に向かう。良い天気で、よかった。3年前を思い出す。卒業生たちと一緒に観たんだった。
 今年はミュージカル。尾崎豊の生涯を、当時の世相と絡めながら構成されたものである。うーん、ミュージカルというものを観たのが初めてのせいなのか、今ひとつ感情移入できなかった。前回の「ベニスの商人」はガンガン舞台にのめり込めたのにね。今回のものは、役者さんがほぼずっと舞台に出っぱなしで、メインの演技と他の演技とを同時に同舞台上で行う。その意味関連が今ひとつ理解できなかった。また、何度も事件とその年号がアナウンスされるのだが、それがストーリーにどう絡むのか、これまた今ひとつ理解できない。結局理解ができないまま、がなり立てるような拡声器による役者たちの歌に気圧されて、約1時間半が終わっていったようだ。うーん、前回の演劇に非常に感動し、今回も楽しみにしていただけに、少々残念であった。