県センでの初任者研修

 午前中、県立教育センターに行って、国語の初任者を相手に「ITを活用した国語科授業の実践」という話と演習をしてきた。
 受講者は3人。その内、県立高校に採用された方は1人だけ。他の2人は私立高校からの聴講生である。うーん、いくら国語が人手が足りているとはいえ、これはあんまりではないか。国語はすべての教科の基本だぞ。また、すべての思考力の基礎だぞ。それを扱う教員の新採用が1人でいいのか、新潟県
 で、前半では私がこれまで行ってきた2つの実践を紹介した。どれもインターネットで見ることが出来るので、こういう時はとても楽ちん。さらに直前まで材料を探し回っていた実践、「プレゼンテーション・ソフトを使った電子紙芝居」を参加者全員で作る。私が指導主事の時も、新採用者にこれをやらせたが、その時と同じく、今回も大受けの作品ができあがった。直球勝負の恋愛ものが多かったけれど、まあそれも良し。私はすぐにひねて、絶対に恋愛ものにはすまい、と思うのだが。
 後半は参加者が用意してきた「ITを使った学習指導案」を検討する。それぞれ意欲的に指導案を作ってきたが、当然ながら紙のレポートや黒板を使うのとあまり変わりない内容のものである。ここはITを使っている意味を入れなければ面白くない、ということで、いろいろと意見を述べる。そのうち、参加者の方からも意見が出て来て、いい具合だなぁと思ったところで時間切れとなった。
 久しぶりの初任者研修で、楽しかった。また、ITを活用した授業の構想の難しさと、やりがいを再確認した。また呼んでくださいね。