研究授業・公開授業

 今日は我が4組で、教育実習生の研究授業と同僚の公開授業があった。4組の生徒たちが、他の授業ではどんな顔をしているのか興味があるので、どちらも少しだけ見に行った。
 研究授業は美術の時間である。音楽を聴きながら、心の動きを抽象画で表現する、という授業であった。非常に興味深く、エキサイティングだった。美術はそのような展開が可能なのだね。座学の教科とは全く違う発想である。キース・ジャレットのピアノが美しい。生徒の表現も興味深い。
 公開授業はリーダーの授業である。興味深いことに、文章を訳していく前に、朗読CDで朗読を聞かせ、さらに全体は何を言おうとしている文章か、段落ごとには何を言おうとしているのかを確認していた。文章全体の内容(前提と呼んでいた)を理解してから、個々の文章の訳に入っていた。うーん、なるほどね。メンタル・モデルをまずは確立させ、その後で細部に入ろうということか。いい方法だね。特に、何が書いてあるのかをこれから分け入って解明しようという活動の場合、まず大まかな見通しを持たせてから進むのはいいことだ。
 今度、古典の授業に応用していこうか。