蜻蛉日記の授業

 今日は身体計測があるため、授業はこの1クラスのみ。このクラスは進んでいる方なので、ますます自分のクラスとの差が開いてしまう。
 今日は2つの和歌の解釈を中心にして、その歌を通して知られる道綱母の深刻な悲しみと、兼家のはぐらかしという構図を示した。一夫多妻制という社会状況の中で理解しなければならない文章だが、やはり生徒からは、兼家の態度を「おおらかさ・豪胆さ」とまとめた時に「えーっ」といったような声が聞かれた。まだまだ当時の状況を踏まえての文章理解というレベルには達し得ないようだ。