「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」

酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記

酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記

 恩田陸のエッセイである。図書館の本を借りて読んだ。恩田陸の小説は面白くて好きなのだが、多少構えて読まなければならない。その点、エッセイは気楽で良い。
 飛行機恐怖症の作者が、イギリス・アイルランドへ取材旅行へ出かけることになった。その旅行記なのだが、内容のほぼ半分がこの飛行機恐怖症に関する文章である。でも、なかなか面白い。
 そして、作者が文章で言及しているマニアックな語彙についての脚注が楽しい。大変気楽に、面白く読めた。