土曜講習

今日は久しぶりの土曜講習があった。先月は私用のため、私が担当できなかったが、今回は私が1講座を担当した。小説教材についての読解講座である。
参加生徒は19名のところ15名ほど。まあまあの出席率と言えるだろう。何しろ期末考査2週間前くらいだものね。でも、土曜講習は無断欠席厳禁なのだが……。


今回は小説等の問題の解法として、受験参考書を参考にして説明をした。その説明とはこうだ。
人間の心理は次の3つでワンセットとなる。

  1. 事態(起こった出来事・他人から言われたセリフなど)
  2. 心理(事態により起こった気持ち)
  3. 行動(心理に基づいた行動・またはセリフなど)

そのうち、「心理」または「行動・セリフ」などに傍線が引かれ、その理由や心情を問われるわけだ。
この際、例えば行動に傍線が引かれていて、その行動の理由を答える場合、ついその心理の部分のみを答えるだけになってしまう。しかし、解答の作成のためには「事態」と「心理」の両方を答えなければ説明にならない。そのようにして考えると良い、というわけだ。


確かに、心情説明の記述問題の場合、どのようなことを書いたらよいのか途方に暮れることがある。その際に、この指摘は解答を作成する際のとっかかりになるだろう。
講習では、上記の説明をしながら、実際の入試問題などにあてはめて解説した。はてさて、生徒は多少は理解が進んだだろうか。