古文の世界

昨日に引き続き、問題作成のための素材文を探している。私は古文を担当するので、いろいろと読んでいる。素敵な箇所を見つけると、やはり古文はいいなと思う。特に和歌があると、意味合いが重層的になり、展開が大変面白くなる。だからこそ、さまざまな大学の入試問題には和歌を含んだ文章が出題されるのだろう。
しかし、短い作品や有名な作品ならいざ知らず、少し長い作品を出題する際に、大学の出題箇所はその作品の冒頭部分に近いものが多い。やはり、手っ取り早いからではないだろうか。大学の先生も、問題作成はできれば簡単に済ませたいと思っているのだろう。そのあたりの舞台裏が窺われて、面白い。