『ちょびっツ』
- 作者: CLAMP
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: コミック
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マンガですみません。(^_^;)
子どもが見ているNHK教育の番組をたまに見ていたら、土曜日午後6時からのアニメにはまってしまった。「MAJOR」と「ツバサ・クロニクル」である。
その「ツバサ・クロニクル」の作者であるCLAMPのサイトを見ていて、このマンガを知った。
ちょっとH系なコミカルマンガだと思っていたら、これがなかなかのものである。パソコンが人間の形をしている世界の話で、主人公の予備校生と拾ってきた人型パソコン「ちぃ」との間に起こる様々な事件の話である。「ちぃ」の秘密が解き明かされるうち、人間と人工頭脳との間に恋愛は成立するか、というテーマが浮かび上がってくる。
人工頭脳に心があるかどうか、心は製造可能かという哲学的テーマは以前からあるが、このマンガはそうしたこととも関わってくる、深い内容である。
以前にNHK教育のドラマ、「幻のペンフレンド2001」にはまりまくったことがあるが、このドラマも同様のテーマを扱っていた。人間と人工頭脳との関係は深い。
また、パソコンを人間型にするという発想は秀逸である。パソコンに対する愛着は恋愛感情に似ていなくもない。特にMacユーザはそのことを強く意識するのじゃないかな。CLAMPはMacユーザかな? CLAMP侮りがたし。「ツバサ・クロニクル」も切ない話である。今、原作を集めている。