現代文の授業

大岡信の文章を読む授業の2時間目。今回は、昨日使った本文全体を印刷したプリントを使い、以下の作業を行わせた。

  1. 筆者の主張・根拠の書かれている段落と具体例の段落とを区別し、主張・根拠の段落を枠で囲む。
  2. 枠で囲んだ段落の中で、最重要な文に傍線を引く。
  3. 上記の部分を使って、もう一度要旨を250字以内でまとめる。(これは宿題とする)
  4. 上記の部分から、文章全体のテーマを表している主題文を探す。
  5. 主題文に含まれているキーワードを丸で囲む。
  6. そのキーワードが他に現れている箇所を文全体より探し、丸で囲む。
  7. キーワードを使って、本文の主題を30字以内でまとめる。
  8. キーワードが出現していない主張・根拠の段落を指摘し、その段落の役割を考える。

いやぁ、こうやって列挙してみると、ずいぶんいろんなことをさせたのだなぁと思う。少々詰め込みすぎだ。これらをいくつかのユニットに分類して、作業を行わせるべきだね。
上記の作業のうち、4番目の主題文を探すことにおいて、こちらの用意していた箇所とは違う箇所を挙げた生徒が多かった。そこで、この段階で文章の主要な論理展開を板書して整理した。そうして、キーワードが何かを考えさせた。
こうした方法は何度か行うことで身に付いていくものだろう。他の評論でもやらせたいものだ。