万葉集の授業

今日は今年最後の授業美である。古典が2クラスあり、どちらも万葉集を生徒に授業させた。
最初のクラスは、昨日の反省に基づき、文法にあまりこだわらないよう話した。そうしたら、最初の生徒が何も板書せずに、口頭のみで発表をしてしまった。そのおかげか、他の生徒も淡々と発表を終えてしまい、どうも盛り上がりのない授業となってしまった。私の補足説明が一番長くできた。
次のクラスでは、もう何も言わずに生徒に任せた。ただし、発表者と板書者と分けて複数人で発表してもいいよ、と声をかけた。そうしたら、このクラスではいきなり最初から盛り上がりを見せ、変化のある楽しい授業となった。このクラスは成績的にはあまりぱっとしないのだが、こうしたことには意外な面を見せる。最後の最後で、大変楽しい授業となった。生徒の方はあまり気付いていないだろうが、3クラスを通してみて、このクラスの授業が一番授業らしいものであった。何が幸いするのか分からないものだ。それがまた、授業の醍醐味なのだが。