『からくり からくさ』

からくりからくさ (新潮文庫)

からくりからくさ (新潮文庫)

何と、この『からくり からくさ』は『りかさん』の続編だった。というか、『りかさん』の作品舞台を継続させて、さらに新たな内容に発展していた、と言うべきか。

この本は数年前に買って、ずっと本棚にあったものだ。ここしばらく梨木香歩の本を読んでいたので、その続きに手に取り、読み始めた。

作品舞台は『りかさん』の主人公、蓉子ちゃんが20歳過ぎくらいになり、おばあちゃんが亡くなり、りかさんの魂が繭籠もりをしてしまうので、『りかさん』とは内容がおよそ違う。でも、これはこれで濃厚な世界だった。大変面白く読んだ。

梨木香歩はいいなぁ。また『裏庭』でも読み返そうかなあ。

裏庭 (理論社ライブラリー)

裏庭 (理論社ライブラリー)