今年度のゼミのスタート

 今年度のゼミがスタートしました。私の勤務先では、2年生のみがゼミに入ります。1年生はゼミがなく、代わりにアドバイザー・グループというものに入ります。これは、その名の通り「相談先」的なものです。本格的なゼミ活動は2年生のみとなります。1年生は寂しいだろうな〜と思います。1年生でも「入門ゼミ」的なものを導入しようという動きもあるのですが、まだ具体的にはなっていません。私は、個人的に学生の学生たるゆえんはゼミ活動だと思っているので、1年生の入門ゼミが早く実現すればいいな、と思っています。
 さて、今年度の峰本ゼミのスタートです。本学では130名の学生に対して10名の教員がゼミを担当しますが、ゼミの人数は13名ずつの均等割です。どのゼミに所属するかは学生の希望によりますが、人数制限があるので、最終的に調整が入ります。その調整を経て、13名の新しい学生が我がゼミに入ってきました。
 ゼミ員の中には昨年から見知っている者もいます。そうでない者もいます。学生は全員授業で教えているので、どの学生も面識はあるのですが、その面識の濃淡はやはり個々により違います。今年のメンバーは、どちらかというとあまり知らなかった者が多いです。その分、とても新鮮な気持ちで今日のゼミに臨みました。
 最初に1人1分間で自己紹介をさせました。必ず1分間はしゃべることを義務づけました。こうすると、最初の2、30秒くらいは勢いで話せるのですが、残りの数十秒を持たせるのは大変です。そこに、学生一人一人の個性が出てきます。自分が言おうとは思っていなかったことも話すことになります。とても楽しく、彼らの話を聞きました。活発な者、大人しい者、部活動のことを話す者、好きなバンドについて紹介する者、血液型、誕生日、好きな食べ物、等々。様々なことを聞くことができて、そして彼らが何とか1分間を話そうとしてくれて、とても楽しい時間となりました。
 その後で、1年間のゼミ活動について私が説明しました。そして、ゼミの役員を決め、5月初旬に予定されている「プレイデー」の計画を立てました。この辺りは、先に決めたゼミ長や副ゼミ長にさせました。この二人の性格のせいか、決めごとはパッパパッパと決まっていきました。意志決定には、どうやら時間が余りかからなくて済みそうです。今年のゼミ活動はかなり機動力が高そうだな、と印象を持ちました。
 さて、これで前期の授業のすべてが始まりました。ゼミ活動も始動し、いよいよ2016年度が始まります。新しいことにも挑戦しようとしています。そのことに不安はあるものの、楽しみながら進めていきたいと思います。