「花山院の出家」の授業

 古典は『史記』から「項王の最期」を終え、大鏡に移っている。「花山院の出家」を次々に読み、3つ担当しているクラスのうち1つはすでに訳を終えた。
 この文章は花山院が出家し、退位することになった背景を理解するのが不可欠である。そこで今回も『源氏物語の時代』を大いに参考にして、生徒に説明した。また、この本を生徒に大いに勧めた。文系クラスなら手に取ってくれるかなぁ。
 下手をすると、私の授業よりも遙かに多くの古典世界の現実感を、この本は与えてくれるかもしれない。