「木曾の最期」の授業

 2組と8組での授業。2組は「木曾の最期」を訳していくために、敬語の復習をする。敬語の三要素である「敬語の種類の見分け方」「本動詞・補助動詞の見分け方」「敬意の主体と対象の見分け方」を説明し、例を示して演習させる。例文をその場で作ってやらせたのだが、何だか変な例文になってしまった。担任の先生、ごめんなさい。その後、少しは口語訳に入ろうと思っていたのだが、予想以上に説明が長引き、結局今日はこれだけ。やれやれ。
 8組では「木曾の最期」に本格的に入る段階である。まずは「平家物語」の梗概を説明し、何故同じ源氏方である木曾義仲源範頼義経とが戦わねばならないのかを話す。「木曾の最期」の背景を理解することは、義仲と兼平のあの戦いの意味を理解するのに必須である。それにしては、教科書本文の量が少なすぎる。教科書はもっともっと分厚いものになるべきだなぁ。古典を1冊与えて、それを読むという授業があってもいいんじゃないかなぁ。岩波文庫あたりでできないかな。
 どちらもなかなか「木曾の最期」本文に入っていかない。でも、これで2組はお膳立てが終わった。明日からはガンガン訳せるかな。とはいえ、今週は明日の1時間しかないのだけれど。