「利休の死」の授業

 1組での授業。細川忠興の家臣が秀吉の勘気に対して「希望的な観測」を述べたのに対して、利休が「何の意見も述べなかった」ことの理由を解釈する。生徒に考えさせ、3人ほどに指名して答えさせた。いやいや、なかなか良い答えが返ってきた。そしてある生徒は、意識していたのかどうか心許ないが、秀吉と利休との間のことを理解できるのは「自分一人」だということをちゃんと解答に含めていた。非常に素晴らしい。第1場面で書いてあった「雪が降ったのを知っているのは自分一人」ということがまだこの場面でも続いていると理解することによって、この部分はよく解釈できると思う。それにちゃんと気づいている。立派である。ただ、今回はその第1場面からの流れをもう一度黒板上に再現し、流れを追いやすくしてやったけれどね。
 その後は第2段落に入る。しばらくプリント作業の単純な穴埋めが続くので、どんどんこなしていく。その途中、山場を迎える前で終わってしまった。山場が2つくらいあると授業にメリハリができるけれどね。