「舞姫」の授業

 1組での授業。今日からいよいよ「明治二十一年の冬は来にけり。」から始まる場面である。小市民的な幸せをともしていたエリスの家にカタストロフィーが訪れる。その前触れの場面である。
 エリスの妊娠から始まり、豊太郎が相沢謙吉に呼ばれて天方泊に会い、その後で相沢より「意を決して絶て」とエリスとの別れをアドバイスされ、それについて豊太郎がどう考えたかというところまで進む。もう少しで豊太郎の「この情縁を絶たむと約しき。」までたどり着くところだったのだが、その直前で止まってしまった。時間配分を少し間違えたかな。今日は生徒に解答を板書させることをせず、通常の形態でどんどん指名していって答えを考えさせた。こうした形もたまにはいいさ。