モレスキン・ダイアリー

 私はここ数年、クォ・ヴァディスのダイアリーを使っていた。バーチカルデザインの週間タイプである。最初はエグゼクティブという正方形の形のものを使っていたが、ここ2年ほどはトリノートというB5版程の大きさのものを愛用していた。ただ、週間タイプの場合、しかもバーチカルデザインだと私の場合は使わない部分が多すぎる。幸いにして現場では時間割というものがあり、毎日の授業はほぼ定期的にやってくる。いちいちダイアリーに書いておく必要のないほど自明のものである。したがって、そのほかの予定を書き込むにしてはバーチカルデザインでは場所が多すぎるのである。ほとんど使わない週も珍しくない。しかも私は毎朝の連絡事項を生徒にやらせているため、生徒に渡すメモに連絡事項を書いてしまう。そうするとなおさらダイアリーに書き込むことが少なくなる。
 むしろ私に使い勝手のいいのは月間タイプである。1ヶ月がカレンダー式に表示されていて、そこにいろいろと書き込む方が私の予定の分量や一覧性からしても私に合っている。そこで、今年からは月間タイプのダイアリーを使おうと考えていた。
 そこでいろいろと探してみたのだが、なかなか「これ」といったものが見つからなかった。昔使っていたような手帳タイプも1冊買ってみたのだが、今ひとつしっくりこない。そこで、今回はモレスキンのダイアリーを使ってみることにした。数ある月間タイプのダイアリーの中で、一番「書き込みたい」と思わせるものだったのだ。昨年末に店頭で見たときには、これがいいなと思ったものの、月曜始まりだったので見送っていた。私は日曜始まり派である。月曜始まりは個人的に許せない。だって、週の初めは日曜じゃん! しかし、日曜始まりタイプでしっくり来るものがどうしても見つからなかったので、妥協してモレスキンにすることにした。
 そうしたら、そう決心した頃にはすでに店頭にはなかった。仕方ないのでネットで注文して、今日届いた。やはり、なかなか良いものである。
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 さすがはモレスキン。手触りがいいし、クリーム色の紙も上品である。たぶん私は、モレスキン流に何でも挟み込むという使い方はしないだろうな。でも、何となく持っていて嬉しいものである。