「雑説」の授業

 1・4・9組での授業。そしてどれも「雑説」をほぼ終える。
 一斉音読の後、第2段落の終わりあたりから第3段落にかけて指名しつつ口語訳する。その後で、最初の時間にグループで考えさせた、「伯楽」や「千里馬」などの例えの意味について彼らが書いたプリントを返却し、それを基に、口語訳が全部終わった段階において再び考えさせて、確認していく。この時間を持つために、最初の時間はグループで話し合いをさせたのだ。
 どのクラスも「伯楽」や「千里馬」などは問題がない。「奴隷人」がなかなか微妙である。我々担当者は「食馬者」を「馬の持主=馬主」であると解釈し、したがって「奴隷人」は身分の低い使用人であると考えた。それを当てはめると、「食馬者」の方が「無能な為政者」になる。「奴隷人」は「無能な小役人」あたりか。このあたりの違いを見出すのは、生徒にはやや難しかったようだ。さらに他の項目も考えさせ、ほぼ全て終わる。
 明日は1・9組の授業がある。この2クラスは最後まで説明し切れそうだ。