テスト返却&詩の授業

 今日から特別編成授業。4限までとし、放課後は個人面談である。そのために1週間の時間割を新たに作る。今日は2組と8組の現代文が早速あった。
 どちらも、テストを返却する。さらに解説をすると、特に混乱はなし。淡々と時は進む。
 残り20分くらいの時間があったので、いよいよ詩の授業に入る。島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」だ。まずは、教科書掲載の4編の詩を私が音読する。他に、高村光太郎の「鯰」、中原中也の「サーカス」、茨木のり子の「対話」である。授業では藤村と茨木のり子を扱うことにする。近代詩の始まりと、現代詩の代表である。
 「小諸なる古城のほとり」は、同僚が藤村記念館で入手したという藤村自筆の書を印刷して、生徒に示す。当然変体仮名が使われている。そこで、変体仮名について少々講義する。生徒は初めて聞いたらしく、興味深そうな顔をしていた。自分たちが通常使っているひらがなのルーツと、別のひらがながあるということは意外と知られていないようだ。そして、それには興味を引かれるのだろうね。月末に中学3年生対象の普通科体験入学が予定されており、その中で模擬授業を行わなければならないのだけれど、変体仮名もネタの一つになるかも知れない。